オンラインショッピングやフリマアプリでの取引が増える中、定形外郵便を利用する機会も多くなりましたよね。
でも、「金曜日に送ったのに、まだ届かない…」という経験はありませんか?
実は、定形外郵便の配達システムは2021年に大きく変わっています!
土日を挟むと、想像以上に時間がかかることもあるんです。
今回は、定形外郵便の配達日数について、最新情報をもとに詳しく解説していきます。
配達が遅れる理由や、確実に早く届けるための方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
現在の定形外郵便配達システムを知っておこう
まず、定形外郵便の現在のルールについて整理しておきましょう。
2021年10月から、郵便配達に関する重要な変更があったことをご存知ですか?
2021年の制度変更で何が変わった?
日本郵便は、2021年10月から普通郵便の土日祝日配達を廃止しました。
これは、働き方改革や人手不足への対応として実施された措置です。
つまり、定形外郵便も含めて、週末は配達がストップしているということなんです。
配達される日・されない日をチェック
現在の定形外郵便の配達スケジュールは以下のとおりです。
- 配達あり:月曜日~金曜日(平日のみ)
- 配達なし:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
ただし、速達サービスを利用した場合は例外として、土日でも配達される場合があります(後ほど詳しく説明しますね)。
実際の配達日数への影響は?
この制度変更により、週末を挟む場合の配達日数が大幅に延びています。
例えば、木曜日の夕方に投函した郵便物は、近距離でも翌週の月曜日以降になる可能性が高いです。
さらに、3連休や大型連休を挟むと、1週間以上かかってしまうケースも珍しくありません。
地域による配達体制の違い
都市部と地方では、郵便の集配体制に差があることも知っておきましょう。
都心部では1日2回集配があるエリアもありますが、地方では1日1回のところが多く、これも配達日数に影響します。
土日を挟むと配達日数はどれくらい延びる?
では、具体的に土日を挟むとどのくらい配達が遅れるのでしょうか?
実例を交えて詳しく見ていきましょう。
平日発送の場合の目安
通常時(平日のみで計算)の配達日数は以下のとおりです。
- 同一都道府県内:1~2日
- 近隣都道府県:2~3日
- 遠方(本州~九州など):3~4日
- 離島・山間部:4~5日以上
土日を挟んだ場合の実際の日数
週末が入ると、こんなに変わります。
木曜午後投函→翌週火曜日到着(実質5日)
金曜投函→翌週月曜~水曜日到着(実質3~5日)
祝日前投函→祝日明け以降(場合によっては1週間超)
特に、月曜日が祝日の3連休や、ゴールデンウィークなどの大型連休を挟む場合は、10日前後かかることもあります。
投函時刻による違いも重要
意外と見落としがちなのが、投函する時間です。
ポストの最終回収時間(多くは17時頃)を過ぎて投函すると、翌日扱いになってしまいます。
つまり、金曜日の夕方遅くに投函した場合、実際の処理は月曜日からスタートすることになり、到着は火曜日以降になる可能性が高いんです。
年末年始やお盆期間の特別な影響
年末年始(12月29日~1月3日)は郵便局もお休みです。
この期間を挟む場合は、最大で2週間近くかかることもあります。
また、お盆期間中は配達は行われますが、帰省ラッシュの影響で輸送に時間がかかる場合があります。
定形外郵便が予定より遅れる・届かない原因とは?
「予定よりも遅い…」「もう1週間経つのに届かない!」
そんなときに考えられる原因をまとめてみました。
住所・宛名に関する問題
最も多いトラブルの原因は、住所や宛名の記載ミスです。
- 郵便番号の間違い
- 住所の番地違い
- 宛名の漢字違い
- アパート・マンション名の省略
特に手書きの場合、読みづらい文字が原因で配達が遅れることもあります。
配達先の特殊事情
以下のような場合も、配達に時間がかかる要因になります。
- 新築住宅で住所が登録されていない
- 表札がない・違う名前が書いてある
- 集合住宅で部屋番号の記載がない
- 会社宛てで部署名が不明
輸送ルートの問題
天候や交通事情により、輸送が遅れることもあります。
- 台風・大雪などの自然災害
- 交通渋滞や道路工事
- 離島への船便の欠航
- 航空便の遅延
郵便局での処理遅延
繁忙期や人手不足により、郵便局での処理が遅れる場合もあります。
- 年末年始やお中元・お歳暮シーズン
- 地域の配達員不足
- 大量の郵便物が集中した場合
紛失や誤配の可能性
まれですが、以下のようなケースもゼロではありません。
- 輸送中の紛失
- 他の住所への誤配達
- 受け取り拒否による返送
定形外郵便は追跡サービスがないため、これらの問題が発生しても把握が困難という面があります。
確実に早く届けたい時の効果的な方法
「どうしても早く届けたい!」そんな時に使える、実用的な方法をご紹介します。
速達サービスを活用する
定形外郵便に速達オプションを付けることができます。
追加料金は重量により異なりますが、
- 50g以内:+260円
- 100g以内:+350円
- 250g以内:+460円
速達を付けると土日でも配達されるため、週末を挟む場合は特に効果的です。
より確実な配送サービスを選ぶ
コストと確実性のバランスを考えると、以下のサービスもおすすめです。
レターパック(追跡あり)
- レターパックライト:370円(ポスト投函)
- レターパックプラス:520円(対面受取)
いずれも全国一律料金で、追跡機能付きです。
ゆうパック(日時指定可能)
重い荷物や壊れやすいものには、ゆうパックが安心。
配達日時の指定もできるため、確実に届けられます。
クリックポスト(オンライン完結)
厚さ3cm以内なら全国一律185円で、オンラインで宛名ラベルを作成できます。
追跡機能もあり、ポスト投函で完了するので便利です。
発送タイミングを工夫する
同じサービスでも、発送のタイミング次第で到着日が大きく変わります。
- できるだけ平日の午前中に窓口で発送
- ポスト投函の場合は最終回収時間を確認
- 連休前は特に早めの発送を心がける
- 相手の受取環境(不在がちなど)も考慮
梱包にも工夫を
意外と見落としがちですが、梱包方法も重要です。
- 宛名は大きく、読みやすい文字で記載
- 送り主の連絡先も必ず記載
- 防水対策(ビニール袋に入れるなど)
- 壊れやすいものは「ワレモノ」シールを貼付
到着確認の方法を事前に決めておく
定形外郵便は追跡ができないため、到着確認の方法を決めておくと安心です。
- 事前に「○日頃に届く予定」と連絡
- 到着後に連絡をもらうよう依頼
- SNSやメールでの確認方法を決めておく
万が一のトラブルへの備え
それでも心配な場合は、
- 簡易書留(+320円)で追跡・補償を付ける
- 写真で発送証明を残しておく
- 重要な書類は複数の方法で送る
これらの方法を使い分けることで、用途に応じて最適な発送方法を選べるようになりますよ!
まとめ
定形外郵便の配達日数について、詳しく解説してきました。
2021年の制度変更により、土日祝日は配達が行われなくなったため、週末を挟む場合は想像以上に時間がかかることがお分かりいただけたでしょうか。
重要なポイントをもう一度まとめると、
- 土日祝日は配達されない(速達除く)
- 週末を挟むと2~3日は遅れる可能性大
- 連休時期は1週間以上かかることも
- 投函時間や方法でも日数が変わる
急ぎの場合は速達やレターパック、ゆうパックなど、追跡機能付きのサービスを選ぶのが安心です。
この記事の情報を参考に、用途に応じて最適な発送方法を選んでくださいね!
相手に喜んでもらえる、スムーズな配送ができるはずです。