SNSで話題になることの多い松茸のお吸い物パスタですが、「作ってみたけど微妙だった」「期待していた味と違った」という声も少なくありません。
せっかく作るなら美味しく仕上げたいですよね!
今回は、なぜ失敗しやすいのか、そしてどんなポイントに気をつければ美味しく作れるのかを詳しく解説していきます。
実際に何度も試作を重ねた結果、意外な発見もありました。
料理初心者の方でも成功しやすくなるコツをお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
失敗の原因は調味料の足しすぎ?松茸のお吸い物パスタがまずくなる理由
松茸のお吸い物パスタが「まずい」と感じられてしまう最大の原因は、実は調味料の使いすぎにあることが多いんです。
普通の和風パスタを作る感覚で、つい醤油やバターを追加してしまいがちですが、これが大きな落とし穴になってしまいます。
松茸のお吸い物の素には、すでに絶妙なバランスで調味料が配合されています。
そこにさらに濃い味の調味料を加えてしまうと、せっかくの繊細な松茸の香りが台無しになってしまうんです。
特にバターの油分は香りを包み込んでしまい、お吸い物本来の上品な風味を感じにくくしてしまいます。
また、醤油を足すと塩気が強くなりすぎて、全体のバランスが崩れてしまうことも。
「物足りない」と感じて調味料を足したくなる気持ちはよく分かりますが、まずは素材の味を活かすことを心がけてみてください。
さらに、調理方法によってもお麩の食感が変わってしまうという問題があります。
パスタを別茹でしてから混ぜる方法だと、お麩が十分にふやけずに硬いまま残ってしまい、食感に違和感を感じる原因になることがあるんです。
お吸い物といえばふんわりとしたお麩の食感を楽しみにしている方も多いはずなので、この点は特に注意が必要ですね。
実は奥が深い!ワンパン調理のコツと注意点
永谷園の公式レシピでも紹介されているワンパン調理は、一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると意外と難しいポイントがあります。
でも、コツさえ掴めば失敗知らずになれますよ!
ワンパン調理の最大の難しさは、水分量のコントロールです。
レシピでは350ccの水を使いますが、火力や鍋の大きさによって水分の蒸発具合が変わってしまいます。
強火で調理すると水分が飛びすぎてパスタに芯が残ってしまい、逆に弱火すぎると麺がべちゃっとした食感になってしまうことも。
成功のポイントは、中火でじっくりと調理することです。
パスタを入れたら一度強めの中火で沸騰させ、その後は弱めの中火で蓋をして煮込んでいきます。
途中で水分が足りなくなったら、迷わずお湯を少しずつ足してください。
「水を足すと味が薄くなってしまうのでは?」と心配になりますが、お吸い物の素はしっかりと味が付いているので大丈夫です。
お麩を美味しく仕上げるには、最初から一緒に煮込むのではなく、パスタがある程度柔らかくなってから加えるのがおすすめ。
こうすることで、お麩が煮崩れることなく、程よくふやけた状態に仕上がります。
また、オリーブオイルは最後に回しかけるようにすると、香りが立って美味しさがアップします!
調理中に加えてしまうと香りが飛んでしまうので、仕上げのタイミングがポイントです。
意外な組み合わせが絶品!きのこ選びで味が変わる秘密
松茸のお吸い物パスタといえば、一般的にはしめじを使うことが多いですが、実は使うきのこによって味わいが大きく変わるんです!
いろいろなきのこで試してみた結果、意外な発見がありました。
まず定番のしめじですが、クセがなくて食べやすく、お吸い物の味を邪魔しないのが魅力です。
見た目も美しく仕上がるので、初めて作る方にはおすすめできます。
ただし、やや無難な印象になりがちで、「もう少し個性が欲しい」と感じる場合もあるかもしれません。
そこでおすすめしたいのがマッシュルームです!
マッシュルームの持つ独特の甘みと洋風の香りが、お吸い物の和風だしと絶妙にマッチするんです。
一見合わないように思えますが、実際に食べてみると「和洋折衷」とでも言うべき新しい美味しさを発見できます。
エリンギを使う場合は、食感のアクセントが楽しめます。
コリコリとした歯ごたえがパスタによく絡んで、食べ応えもアップします。
ただし、エリンギは水分が出やすいので、しっかりと炒めて水気を飛ばしてから使うのがコツです。
舞茸は香りが強いので、松茸のお吸い物の繊細な風味と競合してしまう可能性があります。
使う場合は少量にとどめて、メインのきのこと組み合わせるのがおすすめです。
複数のきのこを組み合わせる場合は、それぞれの特徴を活かせるような配分を心がけてみてください。
例えば、マッシュルーム7:しめじ3の割合で使うと、マッシュルームの個性を活かしながら、しめじの安定感も得られて絶妙なバランスになります!
プロ直伝!失敗しないための5つの黄金ルール
何度も試作を重ねた結果、失敗しないための重要なポイントが見えてきました。
これらのルールを守れば、初心者の方でも美味しく作れるはずです!
1. 調味料は足さない勇気を持つ
お吸い物の素だけで十分に味が決まります。物足りなく感じても、まずはそのまま完成させてみてください。
2. 火加減は中火を基本に
強すぎると水分が飛びすぎ、弱すぎると麺がべちゃつきます。中火でじっくりと調理するのがベストです。
3. お麩は後から加える
最初から入れると煮崩れてしまうので、パスタがある程度柔らかくなってから加えましょう。
4. 水分調整を恐れない
途中で水分が足りなくなったら、遠慮せずにお湯を足してください。味が薄くなる心配はありません。
5. 仕上げのオリーブオイルで香りをプラス
最後に少量のオリーブオイルを回しかけることで、香りと味にメリハリが生まれます。
また、別茹で派の方には特別なテクニックもあります!
パスタを表示時間より1分短めに茹でて、茹で汁と一緒にお吸い物の素を溶いたフライパンで仕上げの加熱をする方法です。
こうすることで、お麩もしっかりとふやけて、一体感のある仕上がりになります。
さらに、ネギや三つ葉などの薬味を最後にトッピングすると、見た目も美しく、香りもぐんとアップしますよ!
冷凍ネギでも十分美味しくなるので、常備しておくと便利です。
まとめ
最後に、完成したパスタは熱いうちに召し上がってください。
松茸の香りは温度が下がると感じにくくなってしまうので、アツアツの状態で楽しむのがベストです。
松茸のお吸い物パスタは、一見簡単そうに見えて実は奥が深い料理です。
でも、今回紹介したポイントを押さえていただければ、きっと美味しく作れるはず!
ぜひチャレンジしてみて、あなたなりのアレンジも見つけてみてくださいね。
きっと新しい発見があると思います!